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孤独の歌声 天童荒太

93年、日本推理サスペンス大賞優秀作の
こちら「孤独の歌声 天童荒太」

読了です。

凄惨な連続殺人が発生した。
独り暮らしの女性達が監禁され、全身を刺されているが
レイプの痕はない。
被害者の一人が通っていたコンビニでの強盗事件を
担当した女性刑事は、現場に居合わせた不審な男を追うが、
突然彼女の友人が行方不明に…。

孤独を抱える男と女の、せつない愛と暴力が渦巻く
戦慄のサイコホラー。
*********************************

う~ん、こちらは受賞時から改稿されたそうで、
ちょっと今までの彼の作品とは違う感じ。

もちろん、孤独とか愛とかそういうものはうまいんだけど
それを陰惨な事件と絡めている、ってのは。。。かな。

1人暮らしの女性刑事と1人暮らしの女子大生。
女子大生が言う。「もし私がいなくなったら探して」と。
女性刑事も心に傷を持つ「探して」と言われることで
眠れぬ夜を過ごす・・・。

連続殺人犯と対峙した女性刑事が討論する。
「ひとりでは生きていけない。」と殺人犯。

「生きていける いいえ 一人じゃなきゃ生きていけない。
心がつながる相手は必要ない、誰かと心がつながるなんて
そんなことおそろしい。」と女性刑事。

彼女は更に言葉を続ける。
「心なんてあやふやなものがすぐに移り変わってしまうものが
誰かとつながるなんて信じられない。
一人だから出会える 一人で歩いているから出会える。
出合って別れるまでの短い関わりの中にわずかにでも
生まれるのが大切なの」と。

たぶん作者さんはここに何かをこめたんだろう、と。
分かるけど・・・う~ん、私はどっちだろ?
共感したのか、反発したのか・・・その時の気分で
どちらの感情もある、かな。

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Comments

怖いもの嫌いのPAMですが・・・
こういう猟奇殺人や性犯罪チックな作品
何故か好きなんですよね~
また読みたい本が増えました

Posted by: PAM | January 31, 2013 at 10:39 PM

なかなか複雑な話のようで、
でもちょっと興味あります。
だけど、読むところまではいかないような気がします。

Posted by: ジャランこ | January 31, 2013 at 10:19 PM

サイコもホラーもダメなので、私は絶対手にしてはいけないものですね(苦笑)

↓のマフラー可愛いです。
以前はよく編んだのですが、セーターとかって結局大きくなってしまうし、結婚してからやらなくなっちゃいました!

Posted by: 麻能 | January 31, 2013 at 08:54 PM

nanamamaがいなくなったらnanapapaはいつ気がつくだろう?
ふとそんなこと考えてしまいました。

Posted by: nanamama | January 31, 2013 at 07:04 PM

いろんなのが出ているんですね。

Posted by: オサムシ | January 31, 2013 at 06:22 AM

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