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天国旅行 三浦 しをん

カバー写真の不可思議さに魅せられて
(フィンランドの画家、ハーパニエミ氏の作品だそうです)
借りてみたこちら 「天国旅行 三浦 しをん 」

読了です。

そこへ行けば、救われるのか。
富士の樹海に現れた男の導き(森の奥)、
死んだ彼女と暮らす若者の迷い(星くずドライブ)、
命懸けで結ばれた相手への遺言(遺言)、
前世を信じる女の黒い夢(君は夜)、
一家心中で生き残った男の記憶(SINK)…

光と望みを探る七つの傑作短篇。
『森の奥』、『遺言』、『初盆の客』、『君は夜』、
『炎』、『星くずドライブ』、『SINK』 収録

*********************************************

なんて言うんでしょ?「心中」をテーマにしているそうで
かと言って絶望的な絶望(あ、意味分かります?;^^)を
感じる訳でもなく、むしろ「死」と言うものを中心に抱きつつ、
生に向かっていく、そんな作品です。

そして「生」の為に人を踏み台に、妄想と現実の境を
越えてしまう・・・そんな裏側の部分をも魅せる作品でした。

好きだったのが「森の奥」と「初盆の客」かな。
樹海で死ぬ設定の作品は色々と読みましたが、
こういう展開の話とは・・・って感心しました。

そして、「初盆の客」はほのぼのするお話。
壮大な伝記ともなる展開と最後の落ちは読んでいても
幸せな暖かな気分になりました。

彼女の作品は出来が色々ですなぁ(;^^)
淡々と書いているようで、人の奥底に燃える炎、とか
狂ったような妄想をしながらどこか冷めている感情、など
想像を膨らませるような感じ、と言うと分かりますか?
ってか、彼女の話をきっかけに自分の妄想が膨らむような
(;^^)(〃д〃) そことない恥ずかしさを感じます。

某作家さんがTVのインタビューで言っていたんですが、
「Twitterって140文字しか書けないでしょ?そこからこぼれた
言葉ってたくさんあるんですよ」と。
三浦しをんさんのこの作品も「メインの作品」以外にこぼれた
言葉を捜したくなるような本ですね。

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Comments

う~ん、難しそうな話だわ。

駄文の多い私には、Twitterの140文字で表すことができません。

Posted by: ジャランこ | January 05, 2013 at 09:29 PM

TwitterはHNでいけるので
ポイント目当てで登録してますが、
Facebookは原則実名ですので
躊躇してます。ポイント的には
こちらの方がいろいろキャンペーンが
あってお得なんですが、それだけ
個人情報を売っているということ
なんでしょうが。

Posted by: オサムシ | January 05, 2013 at 09:07 AM

女性だったのですね。なぜか男性だとばかり思っていました。
テーマは死だけど、ポジティブなんだあ〜。

楽天のお店に問い合わせましたよ。化学調味料入っているのか?って。だって、アメリカでは化学調味料で死ぬ人もいる位ですから、かなり深刻。
もちろん使っているようでした・・・残念。

Posted by: mahalobunny | January 05, 2013 at 07:37 AM

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