« クール・キャンデー 若竹 七海 | Main | ホテル アートホテルズ大森 »

怖い絵 久世 光彦

こちらは図書館で見つけ、
面白そうだったので借りてみました。
「怖い絵 久世 光彦 」読了です。


モネの睡蓮を見ながら育った子と
モローのサロメを見て大きくなった子とでは、
その後の人生に計り知れない隔たりがある…。

乱歩の「陰獣」の挿絵を描いた竹中英太郎、
クノップフの「愛撫」、ベックリンの「死の島」等の
“怖い絵”を横糸に紡ぎ出される
世にも不思議な久世光彦版「ヰタ・セクスアリス」。
 ※久世光彦:TVプロデューサー、演出家、小説家。
********************************

最近、何かでこの「怖い絵」と言う題名を見たんです。
でも借りてみたら、なんか違う??(;^^)
実はこっちを見ていたらしい・・・。


こちらは「名画」と言われる絵が実は見方で変わる、と
言うものです。
「ドガのプリマドンナ」とか、「ムンクの思春期」とかね。

久世氏のかかれた方はもっと身近なもの。
その昔、少年漫画の挿絵となったもの、ですとか
戦中~戦後、文化と言うものが徐々に盛り返した頃、
それぞれの絵にお話がついているエッセイ本らしい。

でもね、結構面白かった。
だって、「エッセイ」とは思えなかったんだもん。
お話、は読みづらかったんですが、創作だと思ってた。
違うんだとしたら・・・主人公とかかわりのあった女性の怖さ、
とかじっくり読むとゾクッっときます。

表紙の「蝋燭(ロウソク)の絵」は高島野十郎氏作。
彼は会う人、会う人に名刺代わりに自分で描いた
「蝋燭の絵」をあげていたそうです。
火の長短、軸の長短、それぞれ違いはあるけれど
東大を主席で卒業したのに、学者にも役人にもならず、
ひたすら廃屋で絵を描き続けた、と言う方だそうです。


彼について描かれた本もちょっと興味あります。
蝋燭、って不思議ですよね。
あの揺らぎ(1/fゆらぎなんですよね)を見ていると
何か違う世界に行くような、違うものが見えるような、
自分が自分じゃないような気になってきます。
落ち着く一方で、ドキドキする、そんなモノです。

自分に絵心、が一切ないせいか(;^^)、
今まで絵、ってあまり注意して見てないです。
でも、その昔読んだ本の挿絵とか覚えているのはある。
今となっては誰が描いたのか、全然分からないですが、
もう一度見てみたいなぁ、って思いました。

それと、作品に出てきた「神田駿河台」のニコライ堂、とか
文京区弥生にある「弥生美術館」とか行ってみたいなぁ、って
思いました。
(あ、弥生美術館は竹下夢二美術館と併設されてるそうです)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへブログランキング・にほんブログ村へ

|

« クール・キャンデー 若竹 七海 | Main | ホテル アートホテルズ大森 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

怖がり、ヘタレなので、『怖い』とか本のタイトルにあるだけで駄目です~。
絶対手にしない!
心理学科だったので、「視点が変わると見え方が変わる」とかは実験とかでやったんですけどね(笑)

Posted by: 麻能 | November 11, 2012 at 09:02 PM

nanamamaは何も考えず、自分が気に入った絵を旅先で買っては額に入れて飾っています。
nanagonがどのように見て育ったか・・・。
今で考えたことなかったです。
今度感想聞いてみよう。

Posted by: nanamama | November 11, 2012 at 05:44 PM

美術館とか好きで観に行ったりしますが、まったく絵心なし・・・。
大抵の(クラフトレベル)物は「作れるかなぁ〜!?」と考えるけれど、絵だけはムリですわ。笑!

Posted by: mahalobunny | November 11, 2012 at 09:57 AM

あまり普段 絵画興味ないんですが、
海外行くと 美術館へ行って
結構見てしまいます。

Posted by: オサムシ | November 11, 2012 at 08:21 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/55760342

Listed below are links to weblogs that reference 怖い絵 久世 光彦 :

« クール・キャンデー 若竹 七海 | Main | ホテル アートホテルズ大森 »