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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 辻村 深月

その昔、かなぁ~り昔(2008年1月)、
彼女の本冷たい校舎の時は止まる』上・下
を読み、今思うと「辛口だなぁ」と思う批評をし、
それっきり放置していたら、
直木賞なんか受賞しちゃったんですね~。

しかもずいぶん作品を発表してるし・・・。
で、手に取ってみた。
「天下のTV局、N○Kさんと訴訟騒ぎになった」
「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 辻村 深月」
  読了です。

"30歳"という岐路の年齢に立つ、
かつて幼馴染だった二人の女性。

都会でフリーライターとして活躍しながら
幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、
地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす
未婚のOLチエミ。

少しずつ隔たってきた互いの人生が、
重なることはもうないと思っていた。
あの"殺人事件"が起こるまでは……。

何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ
今なお失踪を続けるチエミと、
彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。

行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!
*******************************************

まぁサクサク読める、読める。
文章がテンポ良く消化していけます。

ただ、この本の根底にあるのは、かなり女性の暗い部分。
女性、と言うか地方出身者の暗い部分、かな?

都会に暮らすみずほの地元では女性は地元の短大を出て
地元の会社に契約社員などで数年勤め、
結婚して家庭に入る、ってのが王道パターン。

「契約だから・・・」とひがみが入るのもご愛嬌、
「田舎だから・・・」と都会から転勤で来た男をgetするのもご愛嬌、
他人を羨ましがりつつ、その人の足を引っ張ろうとする
女性特有のなんとなぁくイヤな感じがにじみ出ています。

そういう思いを振り切って都会へ出たみずほは
友人らと距離をおこうとし、ちょっとしたボタンの掛け間違いが
悲劇を生んでしまう・・・。

なんか哀しい(と言うかむなしい)話でした。

田舎のいやらしさ、ってありますよね。
リタイヤした方たちが「憧れの田舎暮らし」を始めたけど
隣近所に馴染めずに、諦める」なんて話聞きますもん。

「田舎モンはフレンドリー」って誰が思ってます??
田舎ほど閉鎖意識と疑心暗鬼がひどい所ってないっすよ。
あ、&噂が一人歩きする所も。
都会って良くも悪くも他人の事、気にしないじゃないですか?
田舎は違うんですよね。

そんな事、つらつら考えてしまった作品でした。
最後もハッピーエンドではないし、救いがない、なぁ(;^^)

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Comments

田舎と言われることを嫌う人もいますし、自分の住んでいるところを田舎と認めない人もいるようですよ。
そういえば 四国にセブンイレブンができるそうですね。。

Posted by: セイレーン | September 15, 2012 at 11:15 PM

明日から国内旅行です。
takoingさんを見習って、今回は小説仕入れました( ̄ー ̄)ニヤリッ
ダン・ブラウンにしました~。

Posted by: butaneko | September 15, 2012 at 06:29 PM

韓国行ってきます☆

Posted by: オサムシ | September 15, 2012 at 07:47 AM

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