« 蒼林堂古書店へようこそ 乾くるみ | Main | 小袖日記 柴田よしき »

リピート 乾くるみ

ある本を読んでいて(これもその内紹介します)、
高名な作家さんが、

「そもそも日本語の美しさは俳句や短歌にあるように
『短いセンテンスでいかに大きな世界を封じ込めるか』
にあった。
昔は手書きだったし、(手書きは)肉体労働なので、
三行で書くところをいかに一行にするかを頭が
自動計算していた。
ところが最近はパソコンの登場により、小説が
『文章を積み上げていく作業』にかわり、
長く厚くなった」と。

確かにPCの普及ってすごいですよね。
中身のない報告書もPCを使えばあら不思議~。
ついでにパワポで写真・イラスト・グラフを入れて
はい、立派な報告書のできあがり~、ってね(;^^)
結局見た目が良いものが良い報告書、となっている
昨今・・・ 良いのか?そんなんで??

私ごときがこんなblogであ~だこ~だと書くのも
PCがあるから、ですよね。
これを「毎日手で書け!」と言われたら書かないな(;^^)。
なので、本も分厚くなってきて、でもさらっと読めるから
作家さんにもよるけど、1,2時間で読めちゃう本も。

で、そういう本って図書館で借りても汚れてない(;^^)
さらっと読んでさらっと返して、で汚れるヒマがないんだろうな。
同じ分厚さでも、汚れている(ヘタっている)本は、
中身が読み応えのある本ばかりですもん。

********************************************

次は何を、どんな世界を見せてくれるのかなぁ??
((o(^∇^)o))わくわく とつい手に取ってしまう
乾くるみ氏の本、「リピート」
   読了です。

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に
戻れるとしたら??
夢のような体験「リピート」に誘われ、疑いつつも
人生のやり直しに臨んだ十人の男女。

彼らがたどり着いた世界は通称「R9」と言う世界。
以前と同じ、でもちょっと違う・・・。
少しずつずれる世界で彼らは一人、また一人と・・・

=============================================

「バタフライエフェクト」、ってありますよね。
すっごい昔に映画にもなってますが(記事も書いてた)
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」
→初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を
  生み出す、という意味のカオス理論の一つ

この作品でも同じような事が起きます。
あの時の失敗を取り返す-
それをクリアした事で、大きな差が生じ、
以前の世界とは違う世界になっていく・・・。

これは怖いです。
「あの時にこうすれば良かった」って思う事ありますよね?
でも「あの時にこうしなかったから今がある」とは
なかなか思えない。
「思ってもやり直せないんだからしょうがないじゃん」と
思いますよね?
でもこの作品ではできちゃう。

それが、こんな結果になるならば・・・
あなたは参加しますか?参加しないでしょ?
と聞かれている感じがします。
副題で「Wheel of fortune (運命の輪)」。
タロットの1枚であり、意味は「運命対自由意志」。
正しい位置では「チャンス」になりますが、
逆の位置では「アクシデントの到来」
本当に紙一重なんですよね。

その昔、タロットに凝ったことがあります。
タロットカード一式と本を買って、友人を実験台に(;^^)
みた事があります。
多分カード一式はまだどこかにある、な。

こちらの作品には原案があります。
「リプレイ」と「そして誰もいなくなった」


「リプレイ」の方は未読ですが、ぜひ読みたい本です。
「そして誰もいなくなった」は昔、昔、読みました。
翻訳本の堅苦しい文章なのに、クリスティ好きだった~。
特にこの本はすごかった!ぜひ再読したいです。
これ、映画と原作で結末が違うのよね(;^^)。
 →最初戯曲化されて、その時に「舞台から登場人物が
   全部いなくなったらまずいだろ~」との事で
   話が変わったそうな。映画は戯曲を元にしており、
   そのため、原作と違う結末になったそうな。

う~ん、乾くるみ氏、好きですよ~。
ただそんなに作品を量産されていないので、
大事に読んでいきたいものです。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへブログランキング・にほんブログ村へ

|

« 蒼林堂古書店へようこそ 乾くるみ | Main | 小袖日記 柴田よしき »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

very nice post, i certainly love this website, keep on itIt's hard to find knowledgeable people on this topic, but you sound like you know what you're talking about! ThanksYou should take part in a contest for one of the best blogs on the web. I will recommend this site!

Posted by: Cheap Beats By Dre | August 17, 2012 at 02:53 PM

高校生の頃の自分にもどれたら何をしたい?というのがありましたけれど・・出会う人も変わるのでしょうか・・それによって変わりますよね。。

Posted by: セイレーン | August 12, 2012 at 11:06 PM

タロットってやったことがないです。
タロットっておもちゃ屋さんで売っているのかしら・・・というレベルです。

感想文を手紙形式ってよさそうですね。
nanagonに話してみます。

Posted by: nanamama | August 12, 2012 at 12:02 AM

タロット、
息子の高校の文化祭でやっていたサークルがあったので
お願いしたら、素人集団なのに
息子たちの受験結果が、タロット通りで
びっくりしました。

でも、以前「この学校にうちの子入学できますか?」
と、言われて、合格すると占ったのに
外れて翌年怒りの母登場ということがあったらしいです。

Posted by: ジャランこ | August 11, 2012 at 11:49 PM

タロットって、実物を見たことすらなく、金田一少年の事件簿で出てきたというのが1番印象に残っています(そんな記憶っ!?)

「リプレイ」を最初「リプリー」と読んでしまいました。
マット・デイモンがアランドロンの『太陽がいっぱい』をリメイクした映画のタイトルですね^^;

Posted by: 麻能 | August 11, 2012 at 10:38 PM

Its such as you learn my thoughts! You seem to know a lot about this, such as you wrote the ebook in it or something. I think that you just can do with some percent to drive the message house a little bit, but other than that, this is great blog. An excellent read. I'll definitely be back.

Posted by: ray ban | August 11, 2012 at 01:46 PM

うん。なんとなくわかるような気がする。
私なんてアメリカに移住しているし、もしもあの時・・・と考えると、人生大きく違っているんだろうなあ〜って。
これも気になる作品になりました。笑!

Posted by: mahalobunny | August 11, 2012 at 12:56 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73907/55114217

Listed below are links to weblogs that reference リピート 乾くるみ:

« 蒼林堂古書店へようこそ 乾くるみ | Main | 小袖日記 柴田よしき »