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永遠の0(ゼロ) 百田 尚樹

2013年の春に映画公開が決まった、こちら
永遠の0(ゼロ) 百田 尚樹
 読了です。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。
そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。

終戦から60年目の夏、司法試験連続失敗中の健太郎は
ライターの姉に頼まれ、死んだ祖父の生涯を調べ始めた。
天才だが臆病者、想像と違う人物像に戸惑いつつも、
一つの謎が浮かんでくる―。

記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
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百田 尚樹(ひゃくた なおき)氏(男性)、
何冊か読んで、結構相性が良いな、と思ってます。
結構力作が多いので、手に取るのはためらいますが(;^^)。

これも文庫本の裏の後書きを読んでも食指が動かず、
でもなんか読みたいなぁ、と借りたんですよね。
デビュー作なんだそうですし。
それだけに、読み始めはなかなか進まなかったです。

ところが、祖父の当時の同僚に話を聞きに行くくだりで
クソミソにこけおろされるんですよね~、祖父の事を。
聞いて「止めたい」と思う健太郎だけど、母が会いたがっていた
と聞き、調査を続ける。
すると、「臆病かもしれませんが、優秀でした」と語る人、
「彼と対決する為に生きてきた」と語る人、
「彼のおかげで今こうして生きていられる」と語る人・・・

「九死に一生」って言葉があるじゃないですか?
九分通り助からない命を、辛うじて助かる意味ですが、
今回この作品を読んで知った言葉が「十死零生」。

「十死零生」:
 太平洋戦争の特攻隊員に対して使われた言葉で
 特攻=生き残る選択肢がない=ゼロ生

映画などで「残る1%の可能性にかける」とか聞きますが、
1%も残らないんですよね、特攻って。
はっきり言って無意味にしか思えない当時の攻撃に
当時の軍上層部への怒りを感じます。

もうね、謎が全て解けた結末に号泣しました。
調査をしていた健太郎とほぼ同時期に真相に気付く
(ように誘導された;^^)と、もうダメ。
思わず「ウググ・・・」と変な声だしましたよ(;^^)。
んでもってグチョグチョになりましたね~。
なんて言うんでしょう、切なくて切なくて・・・

戦争の話?嫌い  お涙ちょうだい?嫌い  長編?嫌い
と思うあなた、そんな事を言わずぜひ読んで下さい。
故 児玉清氏が文庫本の後書きで絶賛しています。
うん、私も「そんなの差し置いてもぜひ読んで」って。

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Comments

旅行から戻りました。
留守中もご訪問ありがとうございました。
久々に良いお部屋でくつろぎ、リフレッシュ出来ました!

Posted by: 麻能 | July 03, 2012 at 11:47 PM

児玉清、本が本当にお好きでしたよね。
nanamama、図書館でサイン貰ったことあります。

Posted by: nanamama | July 03, 2012 at 10:41 PM

そういえば、最近号泣して無いな・・・
涙ぐむ程度だ・・・

Posted by: タミリン | July 03, 2012 at 10:28 PM

号泣しちゃうんですね!!
苦手分野ですが、読んでみたいくなりました(^-^)
「生き残る選択肢がない」のは本当に辛いですね。。。

あっ、魔法の車庫入れですが・・・。
説明するのが難しいですね(笑)
「手前の車が自分の肩を過ぎたら・・・」ではないんですよ(^^;)

Posted by: ジャズ | July 03, 2012 at 03:49 PM

なかなか最近 号泣しませんです。

Posted by: オサムシ | July 03, 2012 at 06:46 AM

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