三匹のおっさん ふたたび 有川浩
待ってました~!!の第2弾、
三匹のおっさん ふたたび 有川 浩
読了です。
剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、
機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。
「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、
ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた!
書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、
日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、
今回も三匹が立ち上がります。
ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希と
ノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せない!
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今回のベースはジジィの1世代下を中心にした
展開になりました。
前作最後でパート勤めを始めた孫・祐希の母親、
貴子さんの話。
これはあるある!!と夢中で読みました。
お勤めをした事なく(又は1年程度)で、家庭に入り、
子育ても一段落して再度働き始める方、増えました。
ただ、生まれ育った気性やテンポというものがあり、
それに合わない職場や人間関係に飛び込むと大変。
私が勤める会社でも最近パートさんが増えました。
勿論お店をやっているので、お店にはたくさんいましたが、
管理部門である本社にも増えたんですよね。
考えの古い私としては、「人事関係」や「お金」が関わる
部署にパートさんはどうだろう?と思いますが、
業務のシステム化に伴い、誰でもできるものになり、
安い人件費で使える人を雇いたい企業の気持ちも
分かります。
でも、その部署にどうしてもあわないよな、ってテンポの人、
いるんですよね(;^^)
正確さを求められる部署、速さと正確さを求められる部署、
自分で考えて仕事を見つけないといけない部署等々・・・。
適材適所、と言う事まで企業は考えないといけないのでは?
その他に「書店での万引き」などは哀しくなりますね。
郊外型の本屋さん、どんどん減っちゃいましたし。
(変わりにチェーンの古本屋が幅を利かせてますが)
最近の若者のふるまいにも恐怖を感じる事も多く、
1つ1つの基本エピソードが身近なもので、
共感がもてました。
後は、最後のBonus Truck「好きだよと言えずに初恋は」
懐かしい村下孝蔵さんの歌詞と同じ作品は
「植物図鑑」のイツキくんと第1作に出てきた潤子の
出会いの話。
すっかり忘れていて、他の方の感想を読んで
「そういえば・・・」と思い出しました。
こういうときに図書館本、ってのは不便ですね。
読み直す事ができないんですから。
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Comments
図書館戦争も読みたいし、この方の本はまだまだ読みたい本だらけです。
Posted by: nanamama | July 18, 2012 at 11:25 PM
待ってました~なんですね ^^ ナルホド ^^!
Posted by: セイレーン | July 18, 2012 at 09:27 PM
自分もおっさんの年齢になりました。
Posted by: オサムシ | July 18, 2012 at 06:39 AM