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2012年本屋大賞ノミネート作5 ピエタ

「本屋大賞」ノミネート作品の5作品目、
『ピエタ』著/大島真寿美(ポプラ社)
   読了です。

『ピエタ』
18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。
『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、
孤児を養育するピエタ慈善院で
音楽的な才能に秀でた女性だけで構成される
〈合奏・合唱の娘たち〉を指導していた。
時が流れ、教え子エミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。
一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる――
=============================================

どんな話なのか?知らずに最初の1ページ目で挫折しそうに。
海外の話なのね?それも18世紀??古いのね。
文字の字体も弱弱しく、薄めな所がなんとなく古臭さを感じる。
(あ、わざとそういうフォントを選んでいるんでしょうが)。

ただ腰を落ち着けて読み始めればそこは候補作、
ついつい引き込まれて楽しみました。
ピエタ、とはダヴィンチの作品にもある「慈悲の意」を持つ言葉。

日本にもできた「赤ちゃんポスト」、ヴェネチアでは
「スカーフェタ」と言うそうです。
運河に捨てるよりはここへ、と預けられる子供たち。
院を出て行く人もあれば残って運営を手伝う人もいる。

親に捨てられた傷を持つ彼女らに「ピエタの女はましよ」と
言い切る、頼る先のない老女たち、
お金だけは山ほど持っていながら、人生の幸福を
つかめなかった女、高級娼婦の末期・・・
たくさんの女性が出てきます。

そこへ四季の作曲家、ヴィヴァルディの死と、
主人公エミーリアの哀しい出生の話などが絡み、
女性が生きるとは、いやいや人が生きるとは、何ぞや?
そして死ぬとは??みたいな事を問いかける作品です。

楽しめた作品ではありますが、いかんせん昔の話、
こういう時代物が苦手な方にはお勧めしないです。

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Comments

nanamamaもこういうの苦手かも。

Posted by: nanamama | May 25, 2012 at 10:04 PM

時代物は苦手ですが、ヴェネツィアは行ってみたい(笑)
内容も引き込まれそうですね(・∀・)

Posted by: ジャズ | May 25, 2012 at 09:13 PM

ヴェネツィア また行きたいです。

Posted by: オサムシ | May 25, 2012 at 06:45 AM

きっと・・・私は苦手だと思います。笑。

Posted by: mahalobunny | May 25, 2012 at 01:02 AM

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タイトル:ピエタ 作者:大島真寿美 出版元:ポプラ社 その他: あらすじ---------------------------------------------- 18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を…... [Read More]

Tracked on June 20, 2012 at 09:22 PM

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