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利休にたずねよ 山本兼一

第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞のこちら
「利休にたずねよ 山本兼一」
  を読了しました。

飛び抜けた美的センスを持ち、
刀の抜き身のごとき鋭さを感じさせる若者が恋に落ちた。
堺の魚屋の息子・千与四郎――。
後に茶の湯を大成した男・千利休である。
なのに、秀吉に嫌われ、切腹を命ぜられたのはなぜか?
「利休・・・利を休む」 の名をもらった彼の生涯を辿る
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新聞の書評、かなにかで名前だけは覚えてて、
図書館で見つけて「ワオ♪」。
最初少し読んで「う~んどうだろ?」と思ったんですが、
借りて腰をすえて読み始めたら、あら面白い!

千利休、って歴史の教科書でしか知らなくて、
実在の人物ではあるけれど、どんな人物だったのか?
気にしたことなかったです。(日本史嫌いだし)

彼の「美への執着」ってすごいんですね~。
なにより彼のセンス、のすごさ。
「侘び・さび」と言いながら情熱が燃えまくり
身を焦がすかのような彼の腹の中・・・。
そして織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と交わる様。

歴史小説ですが、意外と読みやすく、
半日?かかんなかったかな??

ただ、この章立てって過去へ遡っていくんです。
冒頭が切腹の朝、なんです。
(そう、彼は切腹したんですね、それさえも知らなかった)

大抵、そういう始まりの作品は次の章で過去へ戻り
そこから現在へつながっていくんですが、
これは切腹の朝から数日前、数ヶ月前、数年前・・と
戻り、最後に彼の若者時代を書いて、切腹後、と。

それがちょっとね~。イマイチ面白みが欠けるかな。
興がそがれる、と言うか、粋(いき)じゃないよな、って。
まぁそこが作者の「美」なのかもしれないですが・・・。

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Comments

千利休、大河ドラマの江でちょっと見方が変わりました。
nanamamaも日本史に出てくる一行ととらえていました。

Posted by: nanamama | March 05, 2012 at 12:24 AM

歴史。。。大の苦手です(--;)
でも、小説とかなら「へ~」って感じで
読んで覚えれそうですね☆

Posted by: ジャズ | March 04, 2012 at 10:19 PM

千利休 どんな人だったのでしょうね。

Posted by: オサムシ | March 04, 2012 at 09:14 AM

過去にさかのぼるのって、ドラマとか映像にすると良いのかもしれないですね。
でも、読み物としては、やはり順序を辿った方がよいのかしら・・・??

Posted by: mahalobunny | March 04, 2012 at 05:15 AM

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