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第4の神話 篠田節子

今日から3月ですね。早い早い!毎日を
20代は下り坂、30代は下り坂を早足で、
40代は駆け足になり、50代で転がり落ちる・・・
とは誰が言ったか?(;^^)いや、あたってるなぁ、と。

こちらは「ビブリア古書~」を貸してくれた友人が
貸してくれた本です。「第4の神話 篠田節子」。
  読了しました。

芸大声楽家を卒業し、急逝した美貌の女性流行作家、
「夏木柚香」。
40に手が届く女性ライター「小山田万智子」は
彼女の評伝を書くことになった。
理解ある夫、素敵な恋人、可愛い小供。
華やかな姿ばかりが目に付く彼女だったが、
その裏側には想像を絶する孤独があった。
彼女が遺した「私の作品は、五年しかもたない」
この言葉に彼女はどんな思いを込めたのか?

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その昔、「森瑶子(もりようこ)」さんと言う作家がいました。
1993年7月に胃癌にて永眠されましたが、
100作以上の作品を発表された方です。
私は彼女の短編集がすごく好きだったんです。
「ベッドのおときばなし」とか「東京発千夜一夜」とか。
あれから20年も経ったんですね~歳とるはずだわ(;^^)。

で、この「第4の神話」は彼女をモデルにしたらしい、と
ネットで話題になっていた本なんだそうな。
古本屋で乱丁本だったのを見つけ購入されたそうな。
なので本がすごいことになってます~。
Nikonn_019


最初の30数頁分が正逆になっております。
Nikonn_020


「私の作品は5年しか持たない。たちまち風化して、
人々から忘れ去られる。5年経てば店頭から本が消え、
誰も私の名前さえ覚えていない。だから死後5年のうちに
何をどう出版して、印税をどのように管理して運用すべきか
考えておきたい」

作品内で作家夏木はこう言ったそうです。

で、森瑶子女史。あまり彼女の生態は知らなかったので、
「そんな人生だったんだ~」って思いながら読みましたが、
後でwikiで調べたら、そっくり、って程ではないんですね。

ただ37歳から没する52歳までの15年間で100冊以上の
著書を発表し、作品は20回以上テレビドラマ化された、と
言う「時の人」であったことは確かですが。

自分が書いた作品を『5年で忘れ去られる』と言い切れる
彼女の心の中は・・・?
そして、先行きに不安のあるフリールポライターの人生を
平行させ、重ね 追いかけていく、そんな作品です。

ついつい読みふけっちゃいましたね。
当時の雰囲気を思い出したい方、お勧めです。
ちょっと長いし、最後は・・・ですけどね。

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Comments

20年か~
20年前ももう大人だよな~

Posted by: ツボ | March 01, 2012 at 10:55 PM

年齢については本当 加速していきます(笑)。

Posted by: オサムシ | March 01, 2012 at 09:27 PM

そうですねぇ 早いなぁと思います。
しかも 最近のことを忘れることが多くて ^^;

Posted by: セイレーン | March 01, 2012 at 08:22 PM

おもしろそうですね。
それにしてもこんな乱丁本を手に入れるとは・・・かえって貴重なのでは!?

パイレックスは割れるんですね・・・。
もうかなり古い物なので、見えないひびとか入っていたのかも・・・!?
日本ではあまりガラスの鍋は使わないですよね。

Posted by: mahalobunny | March 01, 2012 at 04:41 AM

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