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笑う警官 佐々木 譲

図書館で文庫本があったので借りてみました。
「笑う警官」 佐々木譲


札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。
遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の
水村朝美巡査と判明。
容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する
津久井巡査部長だった。
やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。
捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、
かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を
証明するために有志たちとともに、
極秘裡に捜査を始めたのだったが…。

こちらも以前映画化された作品です。
映画は見逃してますが・・・。
Photo

このチラシだけ持ってたんで、イメージして読んじゃった。

ある警官の不正が発覚。これにより人事異動を刷新した
道警(北海道警察)。
一つの部署に一定期間いたら異動させる、と言うことは
「専門」はいらない、と判断した事になる。
これにより、捜査は混乱し、現場の混乱も引き起こす。

「専門」って良い言葉だと思うんですよ。
「スペシャリストの養成を目指します!」って良くない?
私が勤める会社も「専門家」の養成を目指してたはず。
ところが、中には「癒着」しちゃう人がいるんですよ。
澱んじゃったり・・・。

で、数年で異動する、ってのが定着しちゃった・・・。
でもそれってお客さんにしてみれば、どうなんでしょ?
信頼していた店員がいなくなる、って・・・。
しかもその後任がイマイチだったら・・・。
私はマイナスのイメージが強くなるだけ、だと思うんですよね。

更に、男性正社員だけがそういう事してるから、
下にいる女性社員やパートさんの方が詳しかったりして、
そんな上司の下で不満がたまっていく・・・みたいなね。

と自分の立場と置き換えて読み進めてしまった。
でも面白かった。
不正を隠すために不正を上塗りして、
それを「うたう警官」を粛清すべし!と射殺命令。
そんな上層部の思惑からはじき出された警官たちが
「バンド」を組んで真実を追い求めていく・・・。

膿(うみ)は出すべき、だと思います。
以前読んだ「図書館戦争シリーズ」の中で、
焚書について語った場面があるんですよ(「2」P166)
それを読むと、「悪い事をしたらそれを忘れちゃいけない。
そして、二度と繰り返さないように常に心がけてなくちゃ
いけない」みたいな意見が出てまして・・・。

全て正しい、なんていえないわけですよ、どんな組織も。
不正があったら、謝る。そしてそれを繰り返さないように
心がける。
不正を不正で上塗りする、なかった事としてフタをする、
そんな体質にならないよう襟を正して欲しいものです。

ってなんか違う結論書いてる?!
作者佐々木氏は先日ドラマになった「警官の血」を
書いている方。
現在や過去の社会的な問題を上手にエンターティンメントに
仕上げてみせているそうです。
うん、彼のほかの本を読んでみよっと♪

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Comments

私も映画見てないです。

Posted by: オサムシ | February 11, 2012 at 08:23 AM

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