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空飛ぶタイヤ 池井戸潤

「下町ロケット」が大好評な池井戸氏。
当然予約待ちの長い列で借りられる訳がなく、
2006年に刊行、2009年にはドラマにもなった
こちらを借りてきました。
です。

小さな運送会社が所有するトレーラーのタイヤが
走行中にいきなり外れた・・・。外れたタイヤは凶器と化し、
通りがかりの母子を襲った・・・。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。
自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…
事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。
そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、
家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、
果てなき試練と格闘の数か月。

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某大手自動車会社のリコール隠しを下地とした作品。
読んでいてどこに感情移入すべきか?悩みます。
運送会社の社長、に勿論感情移入しているんですが、
大手自動車会社の社員にも、銀行の社員にも、
全ての人にその時その時で感情移入できちゃいます。
(あ、自動車会社の常務、狩野にはできないけど)

会社員として働いていれば内部告発がどれだけ
重大な影響を与えるか、何となく分かると思います。
告発する、って事がどんな事なのか・・・。
でもそこをあえて行う行動は素晴らしいものですが、
それができる人はどれだけいるんだろう??。

更に貸し渋り、不良債権回収を謳う銀行。
確かに仕事は仕事だけどさぁ。
銀行や大手自動車会社は政府の介入を受けられるけど
しがない中小企業は見捨てられる今の世の中。
いや、憤りを感じますね。
運送会社社長 赤松氏の場合は何とか踏ん張れたけど
ここまで頑張れなかった会社、一杯あるだろうなぁ。

最後はもう涙止まりませんでしたわ。
そして、爽快な気分にもなりました。
途中は「神も仏もいないのか」って気分になりましたが。

2段組の本、久しぶりに読みましたわ。
分厚いなぁ、とは思ってましたが更に2段組。
途中で気が遠くなりましたけど、そこは筆力。
読み始めたら止まらず、根を詰めすぎて、
気持ち悪くなりました(;^^)。

かなりの長編ですが、がんばってみてください。
長さに快感を覚えられたらあなたの勝ち、です(^o^)。
(って訳分からん〆方だな(; ̄ー ̄)...ン?)

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Comments

あれ?こんなタイトルのドラマあったかな?

今、地元の図書館が休館中なので、休館明けに図書館に行ってnanagonは「どくとるマンボウ航海記」を借りたいらしいです。

Posted by: nanamama | February 24, 2012 at 11:05 PM

車は恐いです。。

Posted by: セイレーン | February 24, 2012 at 09:45 PM

タイトルだけ見て、コメディーなのかと思ってしまった(^_^;)
この本、読んでみたいです。
ってか、ドラマを見てみたかった。
DVDになってるかなぁ。

Posted by: butaneko | February 24, 2012 at 06:51 PM

私、アメリカの高速道路でタイヤが飛んで行くのを観た事あります。めっちゃ怖かった!!
↓ベン・ステイラーとエディ・マーフィの映画おもしろそうですね。

Posted by: mahalobunny | February 24, 2012 at 06:16 AM

内部告発 大変ですね。

Posted by: オサムシ | February 24, 2012 at 12:41 AM

もしドラの作者の人、AKBの立ち上げとかにも、携わって、彼女たちをモデルに書いたとか。。。

秋元康さんを師と仰いでいるとか、いないとか。
の辺の人たち、と言う意味でした。

なんとなく、ベストセラーになる事は決まっていた感がしてしまう。。。

Posted by: ツボ | February 24, 2012 at 12:19 AM

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