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名もなき毒 宮部みゆき

宮部みゆきさんの文庫化本。
ハードカバーではずいぶん前に出版されてましたが、
ようやく文庫化されたので、購入しました。


どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。
それが生きることだ。
財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、
トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、
私立探偵・北見のもとを訪れる。
そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で
祖父を亡くしたという女子高生だった・・・。

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実はこちらの作品、以前出た「誰か-Somebody」
の続編と言うか姉妹編です。

この杉村三郎さん。知り合った女性が財閥会長の
外腹の娘であり、彼女のとの結婚を決めた事で
実家からは縁を切られ(;^^)、同僚からは「逆玉」と
あざけられ、それでも妻と娘との生活を大事にする
とっても普通な男性です。

前作で探偵さんのような物まねをしたがために、
今回もなぜか巻き込まれます・・・。
と言っても今回はかなり、難物の人。

彼の仕事場に「編集庶務」として新しく来た女性スタッフ。
26歳で前職も編集をしていた、と言うことで88倍の倍率を
勝ち抜いて働き始めたのだが、経歴詐称をしてるわ、
注意すればふくれるわ・・・
挙句の果てにあることないことでっちあげるわ、まぁ大変。

そんな出来事を右輪に、連続無差別事件を左輪に、
お話は進んでいきます。

淡々と過ぎていくのが日常、と言うならば
毎日何事もなく過ぎて欲しい。目の前の幸せだけを
味わって行きたい、というのは誰もが思うこと。
なのに、周りがそうはしてくれない。
周りが吐き出す「名も無き毒」は徐々に侵食していく・・・

う~ん!怖い!!
会社勤めを数十年やってれば結構色々ありましたが、
こういう話はやりきれないです。
「できる、できる」と言って全然仕事ができない人、
「私が、私が」と言って仕事を独り占めする人、
そういう毒に侵されないように思いつつ、
自分でも毒を吐いていたのかもしれない、って思うと
「名もなき毒」はどこにでもありそう。

前作を読まれて無い方は読んでからの方が良いです。
前作を忘れてしまった方も一度読んだ方が良いです。
かくいう私は読み始めて「あれ?」ともう一度読み直しました。

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Comments

怖くて読めないかもです(^^;)
↓↓↓ブロードウェイバーガー食べましたよ♪
そのうちUPします!!

Posted by: ジャズ | February 21, 2012 at 10:45 PM

これ読んでみたい!!
nanamamaも猛毒はていそう(><)

Posted by: nanamama | February 21, 2012 at 09:41 PM

これ最近読みました。いつものようにレビューは・・・うぅ〜んと先になりますが・・・。
先に「名もなき毒」から読んでしまって、後で「誰か」を読みました。
名もなきの方が私的にはおもしろかったなあ〜。

Posted by: mahalobunny | February 21, 2012 at 06:20 PM

宮部みゆき自体名前は知っていても
本 読んだことないです。

Posted by: オサムシ | February 21, 2012 at 12:46 AM

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