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モダンタイムズ

図書館で借りたこちらの本、読了です。
「モダンタイムズ 伊坂 幸太郎
 です。

漫画週刊誌「モーニング」で連載された、長編です。
確かに分厚い。『最長の1200枚』、と帯に書かれてますが、
今でも最長なのかな??

分厚さからちょっとためらいはしたんですが、
読み始めたらもう止まらない!!
最後まで読んじゃいました。
この本、すごいです!!

今から50年くらい未来の話。
50年くらい、ってのが微妙な未来で何か恐い。
ましてや今、すでにこの路線を走り始めている。
本当にそうなりそうな気がする設定です。

例えば、大半の雑誌や漫画は電子ファイルでの提供で、
『紙』で発行されるものはある程度クォリティの高いもの
だったり、
パスポートにはGPS機能が埋め込まれ、紛失や盗難などの
心配がなくなっていたり、
新幹線の座席には据付ディスプレイが設置され、
無料でネットができたり、
電車の社内広告も全て液晶画面での提供・・・。

どうです?日本では徐々に始まりつつある事ばかり。
作品中、こんな質問がありました。
「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?」

答えは   「検索するんだよ」

そして、その「検索」から「監視」が始まるんです。

なにせ
「国家は国家自体が生き長らえる事が唯一の目的」で、
「国家は国民に怒られない程度に国民を守るそぶりを
見せているだけ」なんです。
う~ん、すっごく思い当たる事、あるんですけど(;^^)

これを読み終わった時、PCに向かうの恐くなりました。
最近は便利だから、と分らない事はすぐネットで検索。
でもたまに「何でこんなサイトがヒットするの?」って事ない?
で、何気なしにクリックしちゃうと・・・( ̄× ̄)b゛!!

お勧めですね~♪この本。
実はこの作品、「魔王」と言う作品の50年後の設定の
作品なんだそうです。
この「魔王」と言う本も読んでみたいです。

最後に本についていた帯文句です。
============================================
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」
============================================
読み終わった時、全ての台詞が染み入ります。

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Comments

漫画週刊誌モーニング 有名ですが、
なぜか立ち読みすらしてないなあ。

Posted by: オサムシ | September 15, 2011 at 10:51 PM

この方の小説、一冊も読んだことないんですよね。
おもしろそうだとは思うものの・・・
次の旅の時にでも見かけたら買ってみます^^

Posted by: butaneko | September 15, 2011 at 09:36 PM

検索ですねー 物の名前がわからない時は どうしましょう・・・
いくつかの単語で 検索してくれるのかなー ^^;

Posted by: セイレーン | September 15, 2011 at 09:21 PM

この本読んでみたいです。
最近読みたい本が多くて…。

Posted by: nanamama | September 15, 2011 at 05:57 PM

2008年の本らしいですね。約3年前かぁ〜。
これが15年前とかだったら、すごい先見の眼があるって感じでびっくりですけれど。
ネットは確かに観られているっ感じしますね。

Posted by: mahalobunny | September 15, 2011 at 01:01 PM

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