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コバルトブルーのパンフレット

こちらの本が出ると1年経ったんだなぁ、って思います。

「コバルトブルーのパンフレット 杉原爽香、三十七歳の夏」です。

カルチャースクールの再建を任された爽香は、
トーク番組の司会で人気の高須雄太郎に講師を依頼。
このとき爽香はビル清掃係の笠木京子と係りを持つ。
彼女の息子、達人が交際相手を殺害。
そのとき親子が取った行動とは!?
高須、笠木、そして爽香の兄―。
問題を抱えたそれぞれの家庭の行く末は…。

 book   book   book   book   book  

赤川次郎氏の最新作なんですが、
1988年15歳でスタートし、22年目となるこのシリーズ。
「主人公及び登場人物が読者と共に1歳ずつ歳をとる」
と言う画期的な作品。
「長期にわたるsequel(続き物)」となっていますが、
前作から話がずっと続いており、ここまでくると
「長期大型連載!」と言えるような・・・(;^^)

だから前から読んでないと話が分からない仕組みです。
と言っても、今回で23作目。遡って読むのもよいじゃない(;^^)
それでも新作が出ると出来る限り遡って読み直してます。

で、読んだことのない方には気の毒ですが、
ちょっと、爽香どうなっちゃうの~??って感じ。
確かに30代後半にもなると仕事・家庭・両親・兄弟・・・
色々問題は出てきます。
爽香が体験している問題も大なり小なり、自分も
経験しました。

でも四十過ぎて、孔子じゃないけど、
「時に、狭い見方に捕らわれることなく、心の迷いがなくなった」かな。
(って孔子と比べるなんて滅相もない話ですが)
40歳、不惑の時。爽香も後3年経てば迷いがなくなるのかな?
でも、彼女の心の迷いはなさそうなのよね(;^^)
周りが迷ってばっかりいる、みたいな・・・。

さて、こちらのシリーズは題名に「色」が使われています。
「若草色」に始まって、「群青色」「亜麻色」「薄紫」・・・。
分かりやすい色も多いのですが、中には「利休鼠」とか、
濡羽色」「萌黄色」なんてのは説明を読んでもピンと
こないですが、色と本筋を比較すると、その時の
状況にあった色だなぁ、と感心しきり。

赤川次郎氏にはいつまでもこのシリーズを続けて欲しいなぁ。
最後に爽香シリーズ全作品を一挙ご紹介。
興味がありましたら、どうぞ。

■ 若草色のポシェット 〈杉原爽香 15 歳の秋〉
■ 群青色のカンバス 〈杉原爽香 16 歳の夏〉
■ 亜麻色のジャケット 〈杉原爽香 17 歳の冬〉
■ 薄紫のウィークエンド 〈杉原爽香 18 歳の秋〉
■ 琥珀色のダイアリー 〈杉原爽香 19 歳の春〉
■ 緋色のペンダント 〈杉原爽香 20 歳の秋〉
■ 象牙色のクローゼット 〈杉原爽香 21 歳の冬〉
■ 瑠璃色のステンドグラス 〈杉原爽香 22 歳の夏〉
■ 暗黒のスタートライン 〈杉原爽香 23 歳の秋〉
■ 小豆色のテーブル 〈杉原爽香 24 歳の春〉
■ 銀色のキーホルダー 〈杉原爽香 25 歳の秋〉
■ 藤色のカクテルドレス 〈杉原爽香 26 歳の春〉
■ うぐいす色の旅行鞄 〈杉原爽香 27 歳の秋〉
■ 利休鼠のララバイ 〈杉原爽香 28 歳の冬〉
■ 濡羽色のマスク 〈杉原爽香 29 歳の秋〉
■ 茜色のプロムナード 〈杉原爽香 30 歳の春〉
■ 虹色のヴァイオリン 〈杉原爽香 31 歳の冬〉
■ 枯葉色のノートブック 〈杉原爽香 32 歳の秋〉
■ 真珠色のコーヒーカップ 〈杉原爽香 33 歳の春〉
■ 桜色のハーフコート 〈杉原爽香 34 歳の秋〉
■ 萌黄色のハンカチーフ 〈杉原爽香 35 歳の春〉
■ 柿色のベビーベッド 〈杉原爽香 36 歳の秋〉
■ コバルトブルーのパンフレット〈杉原爽香 37歳の夏〉

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Comments

ほんゆ~さん、アロ~ハpaper
昨日も雨が凄かったけど…今日も雨ですね~。
って事は…今日も一日グ~タラかな~?coldsweats02

赤川次郎といえば…むか~し夢中で読んでたような?
それくらい記憶が薄れてるほどむか~しですが。
つうか、ここウン十年ハワイの本ばっかで、活字を読まなくなりました~。ボケ防止でまた読もうかな~?って、ボケ始めたので遅いかbearing

Posted by: hiroro | October 10, 2010 at 08:22 AM

赤川次郎は中学生のころ読み漁りましたが今は全く読んでません。

Posted by: nanamama | October 10, 2010 at 12:16 AM

最近、読んだのは「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード ...」でした。

Posted by: ツボ | October 09, 2010 at 06:06 PM

たくさんでてるんですね。
私はあと少しで30歳ですが。40歳なったらどうなるんだろうな・・全く想像つかないです(^^;

Posted by: もも | October 09, 2010 at 04:04 PM

赤川次郎も最近読んでないです。
本読まないといけないのですが。

Posted by: オサムシ | October 09, 2010 at 10:16 AM

また 良い作品を紹介してくださってありがとうございます。
本は 読まないといけないと思うのですが ついサボりがちになっています。

パンダの番組 よかったですよね~ やっぱり「ようひん」でしょうね。ひらがなで書いてはダメですね ^^; 中国に行ったらひらがなないし・・・あの子たちも ちょっと大きくなったら 中国に返されちゃうんですって (TT)
でも お父さんパンダが死んでしまったから またお父さん借りてくるのかな・・・和歌山は・・・

Posted by: セイレーン | October 09, 2010 at 10:05 AM

ご無沙汰していました。
赤川次郎以前はよく読みましたが、最近はまたく読んでいません。
このシリーズは知りませんでした。
↓のバックチャームすごく素敵です。

Posted by: akiko21 | October 09, 2010 at 08:49 AM

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