「風の墓碑銘(エピタフ)」
図書館に通っていても本を買うのはやめないみたい(;^^)
って事は・・・出費は減らないって事?
ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
今回購入したのはこちら「風の墓碑銘(エピタフ)」です。
おなじみ「音道」さんの事件簿シリーズ(; ̄ー ̄)...ン?
乃南アサ氏の作品は苦手なものが多く(失礼)
こちらのシリーズと「ボクの町」位しか在庫してなく、
他は皆手放してしまったんですけどね。
古い木造家屋の取り壊し中に骨が見つかる。
それも1体ではなく、3体も。
時効の壁と大家の老化により捜査が止まりかけた頃、
大家だった老人が撲殺される。
捜査本部が設けられ、音道さんの相棒には
なんとあの、「滝沢」さんがなったのだ・・・。
初代「凍える牙」でコンビを組み、こてんぱんにやられ、
「鎖」では滝沢が音道を救出、
「木綿の部屋(嗤う闇収録)」では滝沢の長女の離婚騒ぎに
音道がつきあい・・・と何かと縁のある2人。
やっぱり良いですね。面白かったです。
なんか心地よい慣れ、と言うのかな?数年ぶりにコンビを
組む2人のぎこちなさとツーカーの仲に思わず笑えます。
滝沢が音道を相棒と認めているのに、音道は滝沢を
「気を許すと足元からすくわれる」と警戒を崩さず。
でも根っこは同じ部分にある2人が徐々に事件の真相に迫る。
今回は少しタッチが変わった気がします。
2人にはピンチ!な部分はないし、捕り物騒ぎもほとんどない。
あるのは「時効の壁」と「老人介護」「介護業界」「内通者」など
イヤになるくらいの世の中の汚い部分。
世の中には色々な人がいる。ある人の事を滝沢は
「中にはよぉ、レベルを落としたバカ話をしないだけで、
『何よ、お高くとまっちゃって』と悪印象を頂くヤツもいる」と言う。
「ボクにとっては生きるか死ぬかの戦いだったから殺したんだ。
なぜ後悔しなきゃいけない?」とうそぶく犯人もいる。
それでも人と人とのつながりをつくり、保ち、広げていく。
ん~、どうまとめたかったんだろ?分からなくなっちゃった(;^^)
この作品(シリーズ)はぜひ、最初から読んで欲しい。
そうする事で音道さんの心の動き、経験、すべてを感じる事ができて、
共感できる部分が増えていきます。
順番はこちら。
・凍える牙
・花散る頃の殺人
・鎖
・未練
・嗤う闇
・風の墓碑銘
リンクは私の過去記事に飛びます。意外と書いてなかったのね。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- <小市民シリーズ> 米澤穂信(2018.04.23)
- 県警外事課 クルス機関 柏木伸介(2018.04.20)
- 緑の窓口~樹木トラブル解決します~ 下村敦史(2018.04.19)
- 座敷童子の代理人4&5 仁科裕貴(2018.04.18)
- 座敷童子の代理人2&3 仁科裕貴(2018.04.17)
The comments to this entry are closed.
Comments