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『おくりびと』

映画『おくりびと』に行ってきました。

本木雅弘主演の人間ドラマ。
チェロ奏者の大悟はやっと参加できた楽団が閉鎖。
失業者となり、亡き母が残した土地付家がある山形へ。
高給と短い労働時間にひかれ、求人に応募する。
ところが、それは棺へ遺体を入れる納棺師という仕事。

ためらい、とまどい、妻に内緒にする後ろめたさを持つつつ
さまざまな境遇の遺体と対面していくうちに・・・。

Photo

死んだことに気づかれない独居老人、
夫と子を残して逝く母親、
恋人のバイクに同乗し、1人だけ逝ってしまった娘、
自身の性への違和感と両親との確執で自ら逝った息子。
さまざまな死がここにあります。

これらを通し、幼馴染の母の死の手伝いをする本木さんに
「ちゃんとした仕事をしろ」という幼馴染も、
「けがらわしい」と言った妻も、
「納棺師」と言う仕事への認識を改めざるをえなかった・・・。

すごい良い映画でした~ もう泣きっ放し♪
年取ったせいか涙腺緩いわ、と思いつつ、
涙と鼻水との格闘に大変でしたっ。

私は母方の祖父母&父方の祖父が他界しています。
いずれも、最後を看取ってないので、実感があるような
ないような・・・。
それでも父方祖父の際は、硬直を防ぐ為の砂袋や
着物を着せる納棺の儀、を執り行いました。

その時は意識してなかったのですが、こうして映画を
観ると、本編中の余貴美子さんの台詞じゃないですが、
「絶対、この人に納棺してもらいたい」と思うような
誠実さ、美しさ、哀悼の意を感じます。
もっとちゃんと覚えていればよかったなぁ。

人の死と山形の季節の移り変わりにチェロの音色が
優しく重なり、素敵でした。
核家族化、と言われ、家で最後を迎えられない人が
ほとんどの今の時代、
「人を看取る」「故人を送り出す」事を知らない方、
ぜひ、一度観てみてください。

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