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セル

宮部みゆきと同じ時に買った本。
スティーブン・キングの「セル」だ。
  

実は彼の作品、最近出た文庫を
結構「積読」しちゃってる(;^^)
何せ不思議な魔力を持っているので、
一度読み出すと最後まで読まないと気がすまない。
でも結構言い回しとか難しい部分があって、
しっかり読み込まないと理解できない・・・

とかなり大変な作品なんですよね・・・。
なので、どうしよう、と思いつつ手を伸ばしたのが運のツキ・・・。
寝不足になりながらも一気にいってしまった・・・。
題材も面白そうだったんで。

内容:
ある秋の日。ボストン午後3時3分。
アイスクリームを買おうと並んだクレイは怪物を目にする。
ついさっきまで携帯電話を使用していた普通の人間だったのに。
街はあっという間に阿鼻叫喚の地獄絵図に。
いったい何が起こったのか?別居中の妻と息子は?

出会ったnorm(正常人)と3人グループで、避難を始める。
クレイは家族の安否が心配で実家メイン州へ向かおうとする。
怪物が活動を停止する夜をぬって進む彼ら。
日を追う毎に、怪物らは群れを形成し、振る舞いも進化させ、
norm(正常人)にない能力を持つようになっていく・・・。

家族の安否は?norm(正常人)に安住の地はあるのか?
怪物(携帯狂人)の目的は?

う~ん、やっぱり全部読まないと気がすまない!
かなり、寝不足な中、頑張って読んじゃいました。

日本や韓国では携帯を使ったホラーを結構やっているんで、
ちょっと今更?と思ったんです。でも、さすがキング。
読んでびっくり。味付けと言うか素材から違うのが分かる。
セルから発信された「パルス」によって人間の脳は活動を停止、
新しいソフトをインストールされた彼等は夜間に再起動する・・。

それに、PCにつきものの「ワーム(バグ)」が入っていて
プログラムを変化させている、なんてすごい発想。
更に人類は「テレパシーで交流」し、「空中浮揚で移動」し、と
1つ上の段階に進化したのではないか?とクレイに思わせるとは。

ただねぇ~、「いつ、クライマックスが来るの?」ってワクワクし過ぎて
「あれ?残りページから考えるとこれがクライマックス?」って感じで
ちょっと(._・)ノ コケ ました。
しかも終わり方が「ペットセメタリー」なんかと同じで
「どうなるの?どうなっちゃうの?」と終わらせちゃう、って
すっごい読者いじめだよぉ~!!

人類崩壊ものでは「スタンド」に劣るけどこちらも秀作です。

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