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『それでも僕はやってない』

日本の司法制度をすっごく分かりやすく映画にしてくれた周防監督にまず感謝。
Photo_19本日は『それでも僕はやってない』を遅ればせながら鑑賞してきました。本当は1月に試写会が当たってたんですが、当日飲み会の予定があった為、行けなかった・・・。

この作品、かなりTVなどで特集され、話題になりました。フジTVが力を入れていたので、フジを見ていた人は結構目にする機会が多かったはず。なので、話は割愛しますが、「痴漢冤罪」に立ち向かう話です。

痴漢冤罪:痴漢された!と女子学生に「私人による現行犯逮捕」。いたいけな被害者に全員「彼女がウソをつくわけがない」という思い込みから動いていく。明確な証拠がないこの事件は彼の自白だけが頼り。「人質司法」とやらでみせしめのように拘留され続けたのに、彼は無罪を主張する。
彼が起訴されたのは、検察側の意地みたいなもの。そして、起訴されれば有罪率99.9%という恐ろしい現実が待っている・・・。(あ、否認していた場合は有罪率97%くらいになるみたい。100人に3人は無罪になるらしい)

まじね、泣けてきましたよ。無実を訴え続けて判決は1年後?と言うより無実の訴えを誰も聞いてくれない。法の原理「疑わしきは被告人の利益に」を守る裁判官は途中で左遷されちゃうし、裁判中も検察側はのらりくらりとはぐらかし、被告人じゃなくても思わずコブシを握り締めましたよ。
裁判シーンはいくらでも映画に出てくるけど、捕まった人がどんな扱いを受けてどんな気持ちでいるのか、を観せてくれましたね。

陪審員制度のアメリカでは爆笑されたらしいけど、日本人の私は笑えなかった。陪審員制度が良いとは思わない(弁護士や陪審員次第で判決が下る訳だし)けど、陪審員制度だったら彼はどうなったんだろう?無実かな?国家権力同士の警察と検察に一市民が太刀打ちできる訳ないじゃん。「無罪」の判決は国家権力にたてついた事になるんだもん。「やった」事を立証する側を「やってない」事を立証する側。でも捕らえ方次第だよね。

痴漢という行為は許せない。でもあんな満員電車があるからそもそも痴漢が発生するんじゃん。最近は「女性専用車両」なんてのもできたけど、公共交通機関を整備しないで「痴漢したお前が悪い」ってどうなの?日本国って?
こんな国で裁判員制度(2009年5月から施行)が始まっても何か変わるのかしら??
刑事裁判の傷害致死・殺人だけだし、そもそも「地方裁判所」で行われる事件のみ。検察側が上告すれば、後は国家権力の出番で「一審の判決を破棄、有罪に処する」って事になるだけじゃないかしら?

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