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『硫黄島からの手紙』

Photo_14観てきた映画、『硫黄島からの手紙』。先般公開の、『父親たちの星条旗』と同時撮影された作品である。
すごかった。言葉も出ない。監督アメリカ人?アカデミー賞のノミネートも期待?ウソだ~!と思いたくなるくらい「日本映画」だ。細部に違いはあるそうだ、けど日本で作られた戦争映画やドラマ(『男たちの大和』『ぼくたちの戦争』『戦場の郵便配達』など)と同じだよ?すばらしい!

ストーリーは硫黄島でアメリカ兵と死闘を繰り広げた栗林忠道中将指揮による日本軍と祖国に残された家族らが描かれたもの。栗林中将が家族へと向けた手紙と一兵卒の西郷が家族へ向けた手紙を中心に展開される。
「はなこへ。僕らは毎日穴を掘っている。俺は墓穴を掘っているのか?」なんていう文面から始まる。アメリカ兵上陸までの日本軍内部の話、上陸からすり鉢山陥落までの話、その後最後の闘いまで、が丁寧に、そして悲しく書かれる。

日本軍内部の抗争、上官命令を無視した自決の強要、赤紙が来たパン屋さんの回想、捕虜となったアメリカ兵との交流、彼が持っていた母親からの手紙、アメリカ兵に投降した日本兵の無残な死、死に切れず生き延びた上官、最後に栗林中将が西郷に託した仕事・・・。どれもが悲しく、辛く、痛かった。
こんな辛い戦争を誰が始めたんだろう?誰が続けたんだろう?どうしてできるんだろう?
歴史という学校の授業で教わったものではなく、当時の人に直接話が聞けたら?と思う。
そして、今なお、戦争をしている国に聞きたい。なぜこんな思いまでして戦争をしなければいけないのか?

栗林中将役の渡辺謙はもちろんのこと、西郷役の二宮和也も良かったよ~。顔が長くて馬みたく見えたり、しまりのない口が余計にバカ面に見えたり、カツゼツが悪くて台詞が聞き取れないところもあったけど、兵隊ではない一般の市民の雰囲気がかもし出されていました。

帰り道、電車を待つホームで若い男の子3人の「獅○って」と会話が聞こえて、「あ、硫黄島からの手紙観たんだな」と思ったんですが、あぁやって若い子が観て、話をしているのを聞くだけで嬉しかったです。
どんどん映画を観て、どんどん語り合おうよ!

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