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『父親たちの星条旗』

Photo_11本日は映画の日&レディディの為、『父親たちの星条旗』を観にいってきました。

なぜ硫黄島なのか?なぜこの島が大事だったのか?戦争を知らない私には理解できませんでした(学校の授業でもここら辺は時間がなくてたどり着かなかったし)。今回の映画を見て、調べて初めて分かりました。
本州、グアム島、南鳥島、沖縄本島から、それぞれ1,200km~1,300km程度の等距離にあり、戦略上の要地になる場所なんですね。なんでここを陥落すれば、アメリカの勝利はすぐそこだ!と攻め込んだ訳です。
ところが、硫黄島の戦いは彼らの予想を超えて、日本人の猛抵抗にあい、アメリカ海軍28,686名の戦死傷者と大日本帝国陸軍20,129名の戦死者をだす、悲惨な戦いとなりました。
その後アメリカ空軍基地として1968年までアメリカ統治下に。小笠原諸島と一緒に返還されたものの、疎開した島民は帰ることを許されず、今現在は海上自衛隊管理の航空基地となっており、戦没者の慰霊祭の時のみ旧島民や遺族、それに戦没者の遺族などの一般の人が硫黄島に上陸できるようです。

今回は日本人の気持ちは書かれていません(12月公開予定)。勝利国アメリカ側の言い分だけです。
難しいです。事実を事実として捉えなかったあの頃。それでも国の為、愛するものの為に戦う若者。日本となんら変わりがありません。勝利国のアメリカの若者は英雄として称えられ、国家財政の危機を救う広告塔としてアメリカ各地をツアーします。その時に言う言葉「私たちは英雄ではありません。硫黄島に散っていった彼らこそが英雄なのです」と。
誤解が生んだあの写真(そう、誤解なんですね~知らなかった)。勘違いから来る遺族(母親)の嘆き・喜び。
色々な感情に襲われる彼らはに安定はありません。一時のヒーローだった彼らはその後苦労の連続です。

私が勝手に思い込んでいたアメリカのイメージとかけ離れた今回の彼らに対する処遇。勝利国とはいえ、本当に幸せだったのか?敗戦国とはいえ、本当に不幸だったのか?どっちも不幸だったんじゃないか?とすると戦争って何の意味があるんだろう?? 考え込んでしまいました。

友人は「12月の映画はパス!戦争映画は重い」と言っていましたが、重いからこそ見て少しでも考えなければいけないのでは?一時でも良い、「戦争は全てを不幸にする」と言う事を感じてもらいたくて、彼らはこの映画を作ったのでは?と私は思います。

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