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『ミュンヘン』

TS2A0220昨日は私の映画の日。1本目は『ミュンヘン』だ。かねてより話題になっている「この映画は史実に基づいた物語である」。1972年(生まれてはいたが、記憶はない)のオリンピック時の出来事、そしてそこからの出来事を書いている。
11人のアスリートが殺される。オリンピック村での起きてはいけないはずの事件だ。彼らは全てイスラエル(ユダヤ人)代表。殺したのは”黒い9月~black september~”というパレスチナゲリラだ。
ここで、世界情勢に詳しくない私は頭の中が「?」マークになってしまう。
いやぁ、難しいですよ。一言で説明できないし、理解もできないっす。重い、だけが分かる。
国の後ろ盾・保障は何もつかず、「存在しない人」になり、ヨーロッパ各地に潜むテロの首謀者を殺しまわる。しかし、1人殺しても後任がのし上がり、彼らはよりひどい報復行動に出る。仲間も1人1人やられ、追う立場から追われる立場になっていく・・・。
自分たちがベッドにしかけた爆弾を逆に仕掛けられたと思い込み、恐怖感でクロゼットで寝るようになる主人公。
一時休暇(事実上の引退)し、妻子のいるNYへ移り住むが、反対車線にいる男2人の乗った車に過剰反応をする。どんどん顔が変わっていくんです。彼に平穏が来る日があるのだろうか?
憎しみに憎しみで対抗してもきりがなく、状況はひどくなる。どこかで終止符を打たないと、と思わされた映画でした。

後で調べてみると、イスラエルの歴史はかなり複雑だ。第一次世界大戦時の大国(英)の委任統治領となり、アラブ人とユダヤ人はそれなりにうまくやろうとがんばった。しかしユダヤ人の移植者が増えるにつれ、反発・揉め事が起きると大国(英)はあっさり手を引いて、国連に押し付けてしまう。
かくて「紀元前までここに住んでた」と「そんな昔の話で勝手に移住するな」という争いに宗教や周辺地域、他大国(資源が豊かですから)の思惑などが絡みに絡んで、訳が分からなくなっているのが現状なんだろうな、と思う。

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