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「白夜行」

今クールのドラマが徐々に最終回を迎えている中、来クールの予告が始まっている。その中に好きな作者「東野圭吾」さんの作品も含まれている。

「白夜行」は文庫本で購入・購読したのだが、その分厚さに驚いた。読み終わって又驚いた。長さを感じさせない。(重さは感じたが;^^) 主人公2人の心の描写が一切なく、周囲の人物の語りで物語が進行していく。人間の奥底に潜む色々な感情を淡々と書き綴り、この2人を結びつけたのはなんだったのか?どこで間違えてしまったのか?そもそも間違いだったのか?疑問がありながらも答えは出てこない。1人は亡くなり、1人は口を閉ざすだろう。ジレンマに襲われながら、どこかに答えがないか、再度本をめくってしまう。

色々考えて想像してしまう、いやさせてしまうすごい作品だ。宮部みゆきさんの「火車」という作品がある。これは最後まで犯人が出てこない。彼女がどんな経験をつみ、何を考え、どう行動したのか周囲の人物の行動で明らかにしていく。そしてラストシーン。犯人の肩に手をかける・・・という所で話は終わる。「ヾ(*`Д´*)ノ" オー」って感じでしょ?それと同じ感覚のこの作品。これを、ドラマでどう表現するのか・・・。考えただけで恐ろしい(;^^)無理だって、TV化は。

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