本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 香月美夜

幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。 貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして・・・

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 香月美夜

読了です。

8月に図書館でこの本がずら~っと並んでいるのを見かけました。「すっごく長い名前」って事だけは知ってて、「この際借りてみるか」と、第1部「兵士の娘」の3冊を手に取り、読み始めたのが運の尽き~。
そこから気づいたら4ヶ月。いやいや、はまりました&参りました(^o^)。

一気に月間読了冊数が減りましたよ、はい。

そもそも、「本好きの下剋上」とはなんぞや?

『本好きの下剋上』とは、小説投稿サイト「小説家になろう」でweb小説として2013年9月から連載しており、2017年3月に677話で完結。2015年1月からTOブックスにより書籍化されたもの、です。

未だに全書籍出版されてない(書籍版では完結していない)為、
「このライトノベルがすごい」(単行本・ノベルズ部門)で、2年連続1位、なんて記録も取っちゃいましたね。来年も、刊行し続けるだろうから、期待が高まります。

で、投稿サイト「小説家になろう」は2004年から開始されたユーザー登録すれば、誰でも小説(書き物)を無料で公開できるもの。
2010年代に入り、サイトに掲載された小説を(多くは加筆・修正を経て)書籍化する動きが複数の出版社で活発化しており、「なろう系」「新文芸」という新たなジャンルとなりつつある。

『本好きの下剋上』は、「異世界」に「転生」し、5歳の少女として生きていく作品です。
前世では、本が好きで好きで「本に埋もれて死にたい」とまで言っていた彼女が転生した先は、識字率が低く、本は貴族の娯楽で高価なもの、という世界。

しかも転生先は「兵士をする父親と染物工房で働く母、姉」という「平民階層」。
生活は貧しく、ほぼ最底辺。そこから、彼女がいかに「下剋上」していくか、というものです。
第1部の副題「兵士の娘」と言うのはそこからきています。

寝室と台所兼食堂、物置というわずか3部屋、トイレはおまるで汚物は窓から投げ捨てる。
水は共同の井戸から運んでこなければならない。
しかも、家は5階(高層になればなるほど家賃は安い)。
今の日本から転生した先が「衛生観念?それ何?おいしいの?」的な下町となると・・・泣けてきます。

そこから、どうやって、どこまで「下剋上」していくのか?
もう、読み始めたら一気読み!3冊借りてあっという間に終わってしまい、再度読み直す一方、次の第2部へ、という状態になりました。

今週は「本好きの下剋上」weekですっ。語り尽くせないけど、語っちゃいますのでおつきあい下さいませ。

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医療捜査官 一柳清香 六道慧

医療捜査官 一柳清香 六道慧  

読了です。

事件を科学的に解明すべく設けられた警視庁行動科学課。
所属する一柳清香は、己の知力を武器に数々の難事件を解決してきた検屍官だ。
この度、現場のジオラマを製作し、事件解明に向けて新たな視点を取り入れる3D捜査を得意とする浦島孝太郎が配属されてきた。
その初日、スーパー銭湯で変死体が発見されたとの一報が入る。
その後、孝太郎がジオラマを作ると、現場には孝太郎しか見ていない青いタオルがあったことが判明し・・・。

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初作家さん、ですね。
文庫本で、シリーズ化している、というので借りてみました。
「医療捜査」ってのも面白そうだったし。

2時間ドラマ向きだなぁ、って思ってたらドラマ化されてたのね。
結構前みたいだけど。
他にも(設定違うけど)ドラマ化もされているようで。

実際は「医療捜査官」という職務はないみたいですけどね。
「警視庁特別捜査官」という職があり、その種類はwikiによると、
財務・科学・サイバー犯罪・国際犯罪 の4種類らしい。

そもそも、ヒロイン一柳清香女史の希望は「検屍局」を作りたいらしい。
日本には確かにないしね~。

作品で起きた事件は、スーパー銭湯で70代男性が死亡(毒物摂取)、介護施設で32歳女性ヘルパーが死亡(毒物混入)、と続き、過去に行動科学課で扱った事件の模倣では、と疑われる。
う~ん、この2つの事件が殺人事件でしかも過去事件の模倣、ってちょっとこじつけ感が強い、かな(;^^)。

更に、生活保護受給者を集めたアパートの住人山下次郎が殺されて、一柳が事件解決を誓う、ってのも・・・なんかウソっぽい感じがしちゃって。
そもそも、検屍官でもなんでもいいんだけど、実際に検屍のシーンは出てこないのよね。
事件現場で検視官みたいな事をしているシーンはあるんだけど。
証拠を落とさないための準備とか全部描写からカットされてるし。

取り上げられた3つの事件は、昨今どっかで聞いたな、って内容のもの。
実行犯と教唆犯の2種類がいるので分かりづらい上に、最後に捕まった犯人が「え、んな事?」ってあっけなさで、小物感半端ない・・・。

いやぁ、これは次作はパス、ですな。
ちょっとしんどかった。残り少ないページまで読んだんだけど、読了するのにそこから2日かかった(ってか放置した)・・・。

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