元気でいてよ、R2-D2。 北村薫

普段は見えない真意がふと顔を出すとき、世界は崩れ出す・・・

元気でいてよ、R2-D2。 北村薫

読了です。

◇マスカット・グリーン いたわり/裏切り/
◇腹中の恐怖  妊婦読書禁止
◇微塵隠れのアッコちゃん 山中の落ち葉
◇三つ、惚れられ 隣の課長/自意識
◇よいしょ、よいしょ 投稿小説 
◇元気でいてよ、R2-D2 失う/取り返せない/愚痴
◇さりさりさり 美術館/蛇と蟹
◇ざくろ  60歳/暦一回り
◇スイッチ

何気ない日常に潜む悪意や無神経さを、女性の目線で鮮やかに映しだす短編集。

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北村薫さんの本は、良質で上品な印象が強いんですが、これは違う。「黒」だ「黒」。
しかも上質の「黒」です。

簡単に恐怖を書くのはできますよね。
いきなり何かが現れる、何かに襲われる、等々。
でもこれは違う。気づかなければ「ふ~ん」で終わる話があり、「ちょっとイマイチかな」と思って終わっちゃうんだけど、一度気づくと「うっわ・・・」って感じ。

こういうの怖いです。
日常のエアポケット、ってヤツですね。
普通に生活しているのに、気づくとどうしようもなくなってる・・・。
今まで普通に生活してたはずなのに、何かのきっかけで抜け出せないほどの深みにはまってしまう、って怖いですよ、うん。

友人でね、今このエアポケットにはまってる人がいる。
本人のせいではなく、姉妹のせいで。
彼女に関わった人全てが不幸になっていくような状態です。
詳細は書けないけど、なかなかヘビーですよぉ。
その内、落ち着いて友人のOKが出たら書いてみたいものです。
下手な小説より「黒」です。

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アリス殺人事件: 不思議の国のアリス ミステリーアンソロジー

『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。1865年刊。

アリス殺人事件: 不思議の国のアリス ミステリーアンソロジー  

読了です。

現実と異世界を自在に行き来する、ユーモアと不思議が溢れるアリスの世界へようこそ! 「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をテーマに紡ぐミステリー短編集。

有栖川 有栖:ジャバウォッキー
宮部 みゆき:白い騎士は歌う,
篠田 真由美:DYING MESSAGE《Y》,
柄刀 一 :言語と密室のコンポジション,
山口 雅也:不在のお茶会,
北原 尚彦:鏡迷宮

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図書館で見かけて好きな作家さん数人がいましたので。借りてみました。文庫だったし。

痛みやすいから文庫本を借りるのはついためらうんですが、持ち運びが楽なので借りちゃいます。

宮部みゆきさんのなんか懐かしい~。文庫本持ってます。
元警察犬マサが住む探偵事務所に持ち込まれた事件。
このシリーズ、私好きなんですよね~。犬が喋るから(^o^)。
 ※あ、心の中が文章になってるだけです。



そっか、「アリス」がモチーフだったねぇ、と思い出しました。

篠田真由美さんの作品も「建築探偵シリーズ」で読んだもの。
言われてみればこれもアリスだったなぁ、と。
こうやってアンソロジーになるとまた違うものですね。

有栖川さんは「火村シリーズ」の短編だったので馴染んでましたが、柄刀一氏以降の作品は今ひとつだったなぁ。
アリスシリーズって「言葉遊び」で有名ですよね。
英語原題では読んでないし、遊ばれてるのも分からない体たらくですが(;^^)、日本語では他の遊び方の方が楽しいだろうなぁ、と思いました。

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